憧れの新築住宅を建てる時は、少しでも自分達の希望を取り入れ、住みやすく快適な住宅にしようと誰もが意気込みます。本やインターネットを使って情報を収集し、良さそうな設備を取り入れてみたり、間取りを真似してみたりしますね。
しかし、何であれ初めてのことは失敗をしやすいです。住宅の設計も例外ではありません。初めて設計に携わり、念願のマイホームを建築した後、実際に住み始めて「失敗した」と感じている家庭も数多くあります。そんな新築住宅の建築に関する失敗例と対策方法を以下で紹介します。
失敗例1:収納スペースが足りなかった。
シーズン外れの暖房器具や衣服、子どもがいるうちならばクリスマスツリーやひな人形、端午の節句の兜飾りなど、収納に保管するものは各家庭にたくさんあります。スペースを広めに設けたものの、実際に住み始めたら容量が足りず、使わない物でリビングや部屋が圧迫されてしまった…このような失敗例があります。特に、買い物が好きで、時が経つにつれて物が増えがちな方が陥る失敗です。
→対策は?
収納にしまう物の量がもっとも多いシーズンを参考に、どの程度のスペースを設けるべきか考えましょう。物が増えがちな方は、必要最低限よりも広めにスペースを確保しておくことで、後々足りなくなったという事態を避けられます。
また、スペースを計算する際は、収納全体の広さだけではなく、高さや幅、奥行きにも注目しましょう。奥行きがなければ収納できない物を所持している場合は注意です。単純な広さより、スペースを有効に使える設計にすることが重要です。
失敗例2:浴槽のサイズを大きくしすぎた。
「広いお風呂に手足を伸ばして入りたい」という気持ちから、思いきって浴槽のサイズを大きくしたものの、ガス代や水道代がかかるため、めったにお湯を溜めなくなってしまったという経験を持つ方がいます。これではせっかくの大きい浴槽も無駄になってしまいます。さらに、風呂場を広く設け、浴槽のサイズを大きくしたということは、掃除もしづらいということです。風呂場はリビングなどに比べて掃除に手間がかかるため、面倒に感じる方も少なくありません。風呂場を広くしたことを後悔した方もいるそうです。
→対策は?
誰が掃除をするのかを事前に相談し、本当に広い風呂場が欲しいのかを今一度考えてみましょう。掃除の担当者が日替わり、週替わりならば、広い風呂場でも苦労を感じにくいですが、決まった1人が担当する場合、次第にうんざりしてしまいます。また、1人で入るのか、子どもと一緒に入るのかについても考えましょう。前者ならば無駄に浴槽を大きくせず、1人が手足を伸ばせる程度のサイズに留めておくほうが良い場合もあります。
失敗例3:寒さ対策が不十分の住宅を建ててしまった。
東京から札幌へと移住した家庭では、札幌の寒冷な気候を考慮した住宅を建てたつもりだったものの、住み始めたら暖房が効きにくく、寒い思いをして毎日を過ごしているという例があります。札幌の気温が思った以上に低く寒さが厳しかったこと、自分達で得た情報のみで住宅設計をしてしまったことが原因だそうです。
→対策は?
これまでとまったく異なる環境の土地に住宅を建てる場合、その地域に通じ、適切なアドバイスをしてくれるハウスメーカーを利用しましょう。札幌に住宅を建てる今回の事例ならば、豊栄建設株式会社(URL:https://www.hoei999.co.jp/modelhouse/)が断熱性の高い住宅建築に関するアドバイスをもらえるハウスメーカーとしておすすめできます。提案を待つだけではなく、相談した事柄に関する回答ももらえます。ハウスメーカーを選ぶ際は、「一緒に住宅建築について考えてくれるか」という点も大切です。
住宅建築に関して、様々な希望や理想はあるでしょう。しかし、まずは快適に暮らせる住宅であることが重要です。そして、快適に暮らせる住宅を設計するためには、経験が豊富な専門家の協力が不可欠です。もしも不安な点があったら、ハウスメーカーのスタッフに相談してみてください。これまでの経験に基づいた、最適なアドバイスをくれるでしょう。
もちろん、自分達での情報収集も大切です。こちらで紹介したような設計の失敗例も参考にしながら、後悔しない住宅づくりをしてください。
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